あくまで有期雇用なので、ずっと働くことは不可能

正社員のように30年以上同じところで働くのは無理


期間工の仕事をすると決めた場合、覚悟しなければならないことがあります。それはいつか必ず退職しなければならないという点です。正社員として就職してもそれは同じですが、解雇されたり、自分から退職しない限りは定年まで働けます。仮に55歳が定年の会社に22歳で入社したのであれば、33年間は働けるということです。一方、期間工はどんなに優秀でも33年も同じところで働き続けることはできません。契約期間が決まっているからです。半年契約であれば基本的には半年後に退職することになります。期間の延長は可能ですが、どんなに延長してもやはり数十年働き続けるのは無理でしょう。したがって、辞めたあとのことも考えておく必要があります。

契約期間終了後のプランを決めておく


では、期間工として働く場合、契約期間終了までどういったことを心がけておくといいでしょうか。まず、なるべく早く契約期間の延長を希望するか、契約満了時に退職するかを決めておきましょう。期間工として働いたあと、個人事業主として独立したり、起業すると決めているのであれば、それらを実行する場合にかかる費用を算出しておくのも大事なことです。そうすれば契約期間を延長しないとその金額に届かないのか、それとも当初の契約期間だけで大丈夫なのかわかりますし、毎月使えるお金もはっきりします。また、起業するつもりなら、気の合う期間工仲間を見つけられた場合は退職後に一緒に会社を作らないかと持ちかけてみるのもありでしょう。